管均等表による給水設備の管径の決定方法【3分でわかる設備の計算書】

質問・疑問

給水管をサイズを求めたい!
管均等表による管径の求め方がよくわからない…
管均等表って何?

今回はこんな疑問にお答えします。

3分でわかる設備の計算書では、建築設備に関する計算方法について、3分で理解できる簡単な解説を行います。

本記事では、均等表による給水設備の管径の決定方法について解説します。

より詳細な解説はおすすめの設備書籍をご参照ください。

目次

管均等表とは?

「管均等表」とは、接続する器具数が少ない場合に、瞬時流量を求めずに配管の管径を決定する計算方法を指します。

給水設備の竪管と横主管は「器具給水負荷単位法」、横枝管は「管均等表」によって管径を決定する方法が一般的です。

管均等表による給水管の管径の計算手順

以下の図は横主管から分岐したトイレ系統の横枝管です。

この系統を計算例にA~Gの管径を求めていきます。

管材は硬質塩化ビニルライニング鋼管とします。

給水系統

各器具の接続管口径の設定

まず最初に各器具の接続管口径の設定します。

建築設備設計基準(茶本)やメーカーカタログを確認して設定して下さい。

おすすめの設備書籍

各器具の接続管口径を管径15に換算

設定した接続口径を管均等表を用いて、15A口径の数に換算します。

15Aであれば1、25Aであれば5.2、といった具合です。

均等表

均等表

15A口径の数に換算してまとめた値は以下となります。

各器具種類別の均等数

器具種類と口径

同時使用率を乗じて管径の算出

一般器具と大便器(洗浄弁)に分けて累計します。その累計数に同時使用率を乗じます。

同時使用率

同時使用率

同時使用率を乗じた一般器具と大便器(洗浄弁)の累計が、均等表から、均等数が上回るような管径を決定します。

管径決定

均等表の集計と口径

以上で、均等表による給水設備の管径の決定は完了です。

まとめ

本記事では、均等表による給水設備の管径の決定方法について解説しました。

本記事は簡単に計算方法をまとめています。
以下の書籍により詳しい内容が記載されています。
持っていない方は購入をおススメします。

本記事が皆さんの実務や資格勉強の参考になれば幸いです。

» 参考:建築設備士に合格するためのコツと勉強方法【学科は独学、製図は講習会で合格です】

» 参考:一級建築士試験の資格学校4選について解説【おすすめはスタディングとTACです】

» 参考:設備設計一級建築士の修了考査通過に向けた学習方法を解説【過去問を入手しよう】


以上、管均等表による給水設備の管径の決定方法でした。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント・質問

コメントする

CAPTCHA


目次