建築設備士に合格するためのコツと勉強方法【学科は独学、製図は講習会で合格です】

質問さん

建築設備士の勉強方法が知りたい
建築設備士は独学?資格学校?講習会?
おすすめの教材を教えてほしい

今回はこんな疑問にお答えします。

結論

建築設備士の学科は独学で通過できます。製図は講習会に参加しましょう。

建築設備士は、職種に関わらず設備系全員が取得するべき資格だと言えます。

» 参考:建築設備士の資格概要と取得するべき3つの理由【建築設備系は皆取ろう】

では建築設備士の勉強方法についてですが、教材が色々あったりでどのように進めたらよいか迷うかってしまいますよね。

私もできるだけ費用は最小限に抑えたかったですし、最短ルートが合格したかったので先輩社員やネットでかなり調べました。
教材の結論としては以下がおすすめです。

おすすめ教材

その結果、コスパ良くストレートで合格することができました。

今回はそのノウハウをお伝えいたします。

本記事では建築設備士に合格する勉強方法について解説します。

また本記事では描き切れない法規に関する詳しい内容は以下にまとめてあります。

建築設備士の法令集の作り方について解説

この記事はこんな人に向けて書いています
  • 建築設備士に確実に合格したい人
  • 建築設備士の勉強方法に悩んでいる人
  • 建築設備士への受験を検討している人

簡単な設備計算アプリも作成しています。ぜひチェックしてください。

» 参考:簡単な設備計算アプリまとめ

目次

第一次試験(学科)は独学で受かります。

一次試験

結論から申し上げますと学科試験は独学で受かります。

金銭的に余裕があったり、より確実に合格したい!、っという方は資格学校に通う選択肢もアリだと思います。

しかし私の知人に建築設備士に合格した人は何人もいますが、資格学校に通っていた人は1人だけです。

学科は独学で十分合格できる試験です。

というわけで、以降は独学で学科試験に望むための勉強方法について解説します。

試験の概要等は以下の記事にまとめていますので、ご確認いただきますとより内容が理解しやすいです。

» 参考:建築設備士の資格概要と取得するべき3つの理由【建築設備系は皆取ろう】

学科試験は、以下の3つで構成されます。

学科試験の構成
  1. 建築一般知識:計画や構造分野などを含んだ建築全般に関する問題
  2. 法規:建築・設備に関わる法規に関する問題
  3. 建築設備:電気・衛生・空調設備の設備全般に関する問題
試験の区分出題形式出題科目出題数出題内容
第一次試験
(学科)
四肢択一 建築一般知識27建築計画、環境工学、構造力学、建築一般構造、建築材料及び建築施工
四肢択一建築法規18建築士法、建築基準法その他の関係法規
四肢択一建築設備60建築設備設計計画及び建築設備施工

建築一般知識

建築一般知識は一級建築士の問題を簡単にしたレベルです。

一級建築士を受験後の人であれば、あまり苦労せず得点を稼げます。

建築知識に自信がない人でも過去問に取り組むことで十分対応できます。

建築法規

法規も一級建築士の問題を簡単にしたレベルです。

ただし、内容がより設備系の法規に特化した出題になりますので、法令集の作りこみは必要となります。

また建築士の資格受験で利用した法令集は、建築基準法を中心に建築全般を網羅した構成となっています。

一級建築士とは出題範囲が異なりますので、今回の建築設備士用の法令集を買いなおしてください。

建築設備

建築設備は難易度が高く、一級建築士よりも難しいです。

範囲は設備全般ですので、電気・空調・衛生設備で自身の専門外の内容は特に難しく感じます。

それでもきちんと過去問に取り組めば、合格レベルに達せますのでご安心ください。

建築一般知識と建築設備の学習方法について

「建築一般知識」と「建築設備」の学習方法は同じです。

学習方法はズバリ過去問を解く、です。

シンプルですね。

5年分の過去問に取り組み、8割以上が解けるようになるまで何度も繰り返して下さい。

建築設備士は毎年6割ぐらいが合格点となります。

よって過去問を8割以上解けるようになっていれば、当日も合格できます。

ただし、ただ闇雲に解くのではなく、以下のポイントを意識してください。

学習のポイント
  1. 過去問の解説を理解しながら進める
  2. 過去問の出題傾向を確認する
  3. わからない問題は問題と答えや解き方を暗記する

過去問の解説を理解しながら進める

過去問は問題の直後に解説がある書籍をおすすめします。

そして問題を解いたら解説を読み込む、っという流れで学習を進めます。

この解説をきちんと理解して、試験当日も類似した問題が出たら確実に得点源にすることが重要です。

私のおすすめの参考書は日建学院出版の「建築設備士 学科問題解説集」です。

解説が詳しくわかりやすいです。

私も受験当時にこの過去問を利用していました。

同等品の総合資格学院出版の「建築設備士 学科試験 問題解説」もおすすめです。
両方購入する必要はありません。
好みでいずれかをお選びください。

過去問の出題傾向を確認する

数年分の過去問を解いていると気が付きますが、何問かは同じ問題が出ています。

また出題パターン周期があったりします。

過去問を解きながらこの傾向を抑えてください。

そうするとよく出題される問題や今年出る可能性が高い問題の予測ができます。

それらの問題は確実に解けるようにしておきましょう。

わからない問題は問題と答えや解き方を暗記する

建築設備士は建築、電気、空調、衛生と出題範囲が広いです。

それぞれがそれなりに専門性を持った問題であるため、自身の専攻外の問題はとても難しく感じます。

場合によっては解説を読んでも理解ができない問題も出てきます。

そんな時は、もう解説は理解しようとはせずに解き方や正解の選択肢の内容を暗記して下さい。

合格点は6割程度ですので、合格するためにすべての問題が理解できてる必要はありません。

ただ同じ問題が出る可能がありますので、捨ててしまうのは勿体ないです。

理解できなくてもよいので、その問題と答えや解き方を暗記してしまいましょう。

補足:参考書も利用して理解度アップを図る!

過去問を解くだけではどうしても理解が不足する、不安だ!、という方もいると思います。
そんな方は設備士試験専用の参考書もおすすめです。
「建築設備士120講」は設備士試験に特化した参考書です。
理解度アップに役立ちます。
またコンパクトなサイズ感の書籍なため、移動中に読むにもちょうどいいところもおすすめのポイントです。

法規

「法規」の学習方法も過去問を解く、に変わりはありません。

「建築一般知識」と「建築設備」と同様に、①過去問の出題傾向を確認する、②過去問の出題傾向を確認する、③わからない問題は問題と答えや解き方を暗記するの3つがポイントです。

「法規」はそれに加えて、法令集の作りこみが重要です。

法規は法令集の持ち込みが可能であり、この法令集を確認しながら問題を解いていきます。

購入すべき法令集は「建築設備関係法令集」一択です。

他の法令集は不要です。

この法令集は実務でも使えますので、持っていない人は受験せずとも直ちにポチって下さい。

法令集の作りこみは以下のポイントが得点アップに繋がります。

試験当日は時間との戦いですので、自分なりに引きやすい法令集を作ることが大切です。

法令集作り込みのポイント
  1. インデックスは自分なりにアレンジ
  2. 過去問を解いて重要な箇所にアンダーライン
  3. 過去問の出題箇所にチェック

インデックスは自分なりにアレンジ

まずは付属のインデックスを貼ってください。

分厚いのでこれをやらないと正解の条文に辿り着けません。

そして何年か解いてみて、以下のページにも追加でインデックスを貼ってください。

  • 良く出題されるページ
  • 何度やっても間違えたり、辿り着けないページ

インデックスはすぐボロボロになってしまうため、フィルム付きのタイプをおすすめします。

過去問を解いて重要な箇所にアンダーライン

過去問の解説を読んで重要な箇所や出題頻度の高い箇所にはアンダーラインを引きましょう。

すべて同じ色で引くのではなく、

  • 肯定文は赤線
  • 否定文を青線

のように分けると理解しやすいです。

修正がかけられるように、消せるボールペンや色鉛筆を使用することをおすすめします。

過去問の出題箇所にチェック

過去問で出題された選択肢の条文にマーカー等でチェックを入れましょう。

過去に出題された問題はまた出題される可能性が高いからです。

ちなみに法令集への過度な書き込みはNGとなりますのでご注意下さい。

詳しい内容はHPをご確認ください。

公益財団法人建築技術教育普及センター

ここには描き切れないさらに詳しい内容はnoteにまとめてあります。
法規の得点アップに繋がりますので、一読ください。

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