一級建築士試験の資格学校について知りたい!
どの資格学校がおすすめ?その理由は?
仕事が忙しいから費用を抑えて効率的に学習したい!
今回はこんな疑問にお答えします。
一級建築士試験の資格学校は、スタディング、TAC、総合資格、日建学院の4つがあります。
一級建築士試験に合格する上では、どの資格学校もおすすめです。
しかし合否に直結するのはどの資格学校に通ったか、ではなくどれだけ学習したかに依ります。
そんな中で、皆さんは忙しい仕事をこなしながらの学習になりますので、できる限り費用を抑えてかつ効率的に学習を進めたいですよね?
そこで本記事では、私が一級建築士の試験勉強を通して得た知見に基づき、おすすめの資格学校とその理由について解説します。
- 一級建築士試験に受験する予定の人
- 一級建築士試験のどの資格学校にするか悩んでいる人
- おすすめの資格学校とその理由が知りたい人
私の資格勉強経験について
まずは私の一級建築士試験における、勉強経験についてお伝えします。
資格学校の遍歴
私の初受験から合格までの遍歴は以下の通りです。
年度 | 学校 | 概要 |
2010年 1年目 | 日建学院 | 入社後4月から日建学院に入校 学習時間がまったく足りないことを悟り早々に挫折 |
2011年 2年目 | 総合資格 | 総合資格に鞍替え 学科は合格したが、製図は不合格 |
2012年 3年目 | 総合資格 | 金銭面の問題から長期コースは受講せず 学科試験後から始まる短期コースに受講し、無事合格 |
こんな感じです。
私は合格まで3年かかりました。
資格学校に支払った授業料は合計で200万円となります。
痛いですね。
遍歴について簡単にご説明します。
1年目は情弱だったためなぜか4月から日建学院に通い始めました。
が、学習時間が全然足らないことを1ヵ月で悟り、早々に挫折しました。
当然結果は不合格でした。
2年目は、引っ越したことに伴い、家から一番近い総合資格に鞍替えしました。
今回は十分な学習時間がありましたので、学科は無事に合格できました。
しかし製図は学習量不足と試験本番でのミスにより不合格となりました。
3年目は1年目の無駄な出費もあり、もうあまり資格学校にお金を払いたくありませんでした。
そのため総合資格の長期コースには通わずにその期間は独学し、その年の学科試験後から始まる短期コースに通うことにしました。
短期コースと長期コースとでは、500,000円ぐらい違いますからね。
結果、この年で合格することができました。
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試験勉強を通して資格学校に対する知見を得た
この一連の経験を通して、私自身は日建学院の学科と総合資格の学科・製図を体験しました。
また同時期に受験した同僚や友人に日建学院やTACに通っている人がいましたので、より合格を確実なものにするため、私は彼らと情報共有しながら学習を進めていました。
ですので各資格学校の内容や特徴について知ることができたんですね。
そしてそこから得られて結論はズバリ、合格する上ではどこの資格学校でも大して変わらない、っということです。
どの資格学校に通うか、よりも学習量が合格を左右する
どの資格学校も学習内容は充実しており、十分に信頼できるレベルにあります。
つまり私は自身の一級建築士試験の学習を通して、どこに通おうとも合格するうえでは大して変わらないということが分かりました。
もちろん各資格学校に特徴はあります。
例えば私が受験した2012年の製図を例に出しますと、総合資格は課題によって柱スパンを変更する解き方に対して、日建学院は6m×7mもしくは7m×7mで固定する解き方でした。
TACはその2社の中間的な解き方でしたね。
こういった特徴はもはや好みの問題です。合否に直結する問題ではありません。
では何が合否に直結するかと言いますと、
”皆さんがどれだけ試験勉強をしたか”
です。
どの資格学校に通おうとも、きちんと予習復習をして十分な学習量を確保していれば必ず受かります。
あと資格学校で違いが出るとしたら、費用と学習方法になります。
私がスタディングとTACをおすすめする理由はこの費用と学習方法にあります。
おすすめの資格学校について
もちろん私が通った総合資格や日建学院が良くない、というわけではありません。
どちらもとても良い資格学校です。
しかし前述のとおり、合否に直結するのはどの資格学校に通ったか、ではなく自身がどれだけ学習したかによります。
そこで資格学校で違いが出る、費用と学習方法に着目して解説します。
資格学校4選の学習方法
以下が資格学校4社の学習方法の比較表です。
資格学校 | 学習方法 | 学科 | 製図 |
スタディング | 音声・web視聴 | web動画 | web動画 |
TAC | 資格学校へ通学 | 動画 | ライブ |
総合資格 | 資格学校へ通学 | ライブ+動画 | ライブ |
日建学院 | 資格学校へ通学 | 動画 | ライブ |
大きな特徴はTAC、総合資格、日建学院は資格学校に通学する学習方法に対して、スタディングはPCやスマホによるweb視聴による学習方法をとっている点にあります。
一級建築士試験の学習の一番難しい点は、働きながら学習しなければならない点にあります。
スタディングは通勤や休憩等にスマホやPCでの受講ができますので、忙しい中で隙間時間を利用した学習が可能です。
どこにいても繰り返し学習できますし、音声のみでの学習も可能であるため、歩きながらでも学習できます。
学習の場所を選びませんので、忙しい皆さんにとてもマッチした学習方法です。
これがスタディングをおすすめする理由の一つです。
無料講座がありましたので、私も試しに視聴してみましたが充実した内容だと感じました。
合格者が無料でスタディングの一級建築士講座を試してみた感想について
ネットアクセスが容易になった現在の生活環境に即したサービスです。
デメリットがあるとしたら、web視聴が主体であるため原則自身で採点・添削する必要がある点でしょうか。
この辺は質問が容易に行える通学制の資格学校3社に軍配が上がるのかもしれません。
ちなみにTAC、総合資格、日建学院の学科は資格学校に通学する体制をとっていますが、学科の講義は総合資格を除き動画が主体となっていますので、スタディングのweb視聴と学習方法に大きな差はありません。
資格学校4選の費用
以下は資格学校の費用の比較表です。
2021年度現在の標準プランの価格です。
これに加えて各資格学校ではオプション講座がありますが、そちらは省いた比較となっています。
資格学校 | 学科費用 | 製図費用 | 学科+製図費用 |
スタディング | – | – | ¥99,000+税 |
TAC | ¥350,000+税 | ¥250,000+税 | ¥600,000+税 |
総合資格 | ¥735,000+税 | ¥530,000+税 | ¥1,265,000+税 |
日建学院 | ¥700,000+税 | ¥450,000+税 | ¥1,150,000+税 |
費用の差は一目瞭然ですね。
スタディングが圧倒的に安い理由は、webとITを活用しているため運営コストが大幅に下がっているためです。
ネット銀行やネット保険が従来の会社と比較して安い理由と同じですね。
TACは総合資格、日建学院と同じ学習方法をとっているにもかかわらず、費用が約1/2となっています。
私は受験当時から安いことを知っていましたが、失礼ながらその分TACは質が低いんだろうなぁと思っていました。
しかし同僚や友人と情報共有する中で各社に遜色がないことが分かりました。
であれば、安いTACのほうがいいですよね。
スタディングは約1/10、TACは約1/2に費用を抑えることができます。
これがスタディングとTACをおすすめする理由です。
スタディングとTACのおすすめの利用方法
繰り返しになりますが、スタディングとTACがおすすめです。
この2資格学校の利用方法として、皆さんのライフスタイルに応じて3つ提案します。
①複数の学習情報が得られるスタディング+TACの掛け合わせ
一番のおすすめはスタディング+TACの両方を利用する方法です。
複数の資格学校を利用することで良いとこ取りをする発想です。
従来通り通学タイプのTACに通いながら、隙間時間はスタディングにて学習します。
こうすることで相互のウィークポイントを補い、網羅的に学習情報を得ることも可能です。
費用面としても¥99,000+¥600,000≒¥700,000となお総合資格や日建学院よりも安いです。
仮に私がこれから一級建築士試験を受けるのであれば、確実にこの方法を取ります。
スタディングは無料体験コースがありますので、一度試してみることをおすすめします。
ぜひご検討ください。
スタディングのレビュー記事もありますので、そちらもチェックしてください。
合格者が無料でスタディングの一級建築士講座を試してみた感想について
②コストと学びやすさを重視するならスタディングのみ
とにかくコストを抑えたい、机に向かって勉強する時間が取れない、という方はスタディングのみに利用する方法がおすすめです。
スマホで視聴できるだけでなく、音声データの利用も可能ですので歩きながらも学習できます。
建設業界での資格のほとんどが働きながらの学習・取得となります。
学ぶ場所を選ばないスタディングのような学習方法が、今後の資格勉強の主流になっていくと思っています。
③今まで通りの学習方法であればTAC
最後はTACのみ利用する方法です。
まだWebを利用した学習方法に抵抗がある方、従来の学習環境で学びたい方はTACのみを利用することをおすすめします。
まずはTACでの学習を開始して、途中からスタディングも利用するという方法もよいですね。
スタディングは無料体験コースがありますのでいったん試してみて、その上でスタディング+TACとするか判断すればよいと思います。
まとめ
本記事では、私が一級建築士の試験勉強を通して得た知見に基づき、おすすめの資格学校とその理由について解説しました。
一級建築士試験の資格学校は、スタディング、TAC、総合資格、日建学院の4つがあります。
一級建築士試験に合格する上では、どの資格学校もおすすめです。
合否に直結するのはどの資格学校に通ったか、ではなくどれだけ学習したかに依ります。
そこで本記事では学習方法と費用に着目して解説しました。
スタディングとTACをおすすめする理由は以下の通りです。
おすすめの理由
- スタディング:webとITを活用しているため場所を選ばず学べて、圧倒的に低コスト
- TAC:馴染みのある従来通りの学習方法で、相対的に低コスト
また複数の学習情報が得られるスタディング+TACの両方を利用する学習方法についても解説しました。
2資格学校を利用してもなお総合資格や日建学院よりも費用を抑えられます。
スタディングは無料体験コースがありますので、一度試してみることをおすすめします。
ぜひご検討ください。
本記事が皆さんの一級建築士試験合格の参考になれば幸いです。
スタディングのレビュー記事もあります。是非チェックしてください。
合格者が無料でスタディングの一級建築士講座を試してみた感想について
以上、「一級建築士試験の資格学校4選について解説【おすすめはスタディングとTACです】」でした!
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