スタディング一級建築士講座の体験レビュー|学科の学習サイクルと注意点

スタディング一級建築士講座を検討している方向けに、合格者の目線で無料体験を触って分かったことをまとめます。

結論
    おすすめ

    学科を効率よく回したい社会人/低コストで始めたい人(スキマ時間学習とツールが強い)

    注意

    製図は「質問・添削なし」を前提に、外部添削などで補う戦い方が現実的

    最終判断

    学科は「動画→テキスト→問題演習」のサイクルが明確で、社会人との相性が良い

    無料体験でUI・学習サイクルが自分に合うか確認してから申し込むのが安全

    一級建築士を目指す社会人が、低コストで学科対策を始めるならスタディングは有力候補です。

    まずは無料体験で、動画・Webテキスト・問題演習の流れが自分に合うか確認してみてください。

    この記事では、無料体験で確認できた 学科(動画→Webテキスト→問題集) の中身と、製図の体制で気になった点、さらに 向く人/向かない人 を整理します。

    目次

    スタディングとは?

    スタディングとは?

    スタディング」とはオンライン学習をメインとした学習講座です。

    学習コストの安さや場所を選ばない学習方法などで支持され、利用が年々増えているサービスです。

    私が受験した頃の一級建築士の勉強は、資格学校へ通学することが一般的でした。

    一方で資格学校は、「教室に通えない」「テキストメインで繰り返し学習がやりにくい」「受講料が高い」といった悩みを抱えている方も多くいます。

    かくいう私もその一人でした。

    私は資格学校利用で一級建築士に合格しました。

    しかし仕事で受講日に行けない、受講料が高いなどが悩みの種でしたね。

    受講料が原因で2年目の製図試験は長期ではなく、短期コースで挑みました。

    「スタディング」は、そういった悩みを解決できます。

    いつでも学習でき、わかりやすい動画で、安価に受講が可能です。

    一級建築士講座を無料で受講してみた

    無料体験

    圧倒的低価格!、web活用で場所を選ばない!などメリットは知っていました。

    しかし実際のコンテンツはどうなんだろうな、と思い私も無料体験を試しました。

    本章では私が実際に体験した無料体験について紹介します。

    レビューを知りたい方は次の章をご確認ください。

    学科対策編

    まずは学科対策についてです。

    学科対策は一級建築士試験の5つある分野の中から「計画」「環境」について一連の学習サイクルを体験できます。

    スタディングの学科対策のサイクルは以下の3ステップです。

    STEP
    動画視聴
    STEP
    webテキスト
    STEP
    スマート問題集/セレクト過去問集


    このサイクルを例えば「日照・日射」などのテーマごとに繰り返して全範囲を学習していく流れとなっています。

    動画視聴

    STEP1は動画視聴です。

    web上で講師の解説を交えながらスライドを閲覧することで、各講座の趣旨や内容を理解していきます。

    1動画が5~10分で、1テーマに対して30~50分程度の講座となっていました。

    電車移動などの隙間時間を有効活用できる配慮がなされています。

    ボリューム的にも飽きずに取り組めるちょうどよい塩梅でした。

    最大3倍速で再生が可能であり、時短にも繋がります。たださすがに3倍速は私には聞き取りづらかったです。

    webテキスト

    STEP2はwebテキストによる学習です。

    webテキストでは各講座の学習ポイントなどがまとめられています。

    動画視聴で理解した内容をこのwebテキストで再チェックしたり、細かな内容をより深堀していくような学習方法となります。

    マーカーで重要箇所を隠せますので、暗記学習を同時に進めることが可能です。

    また印刷機能も備わっているため、紙で参考書のようにまとめたい人の需要も満たすことができます。

    スマート問題集/セレクト過去問集

    STEP3はスマート問題集/セレクト過去問集です。

    問題に対して○×や四択で応えていく方式です。

    クイズゲーム感覚で問題に取り組めて楽しいです。

    復習したい問題にチェックを入れたり、正答率が表示されたりすることで、自分の苦手分野が浮き彫りにできます。

    これは効率よく学習ができるなと思いました。

    紙の参考書だと取組み実績が曖昧になります。それを解消しようと実績を整理すると、余計な時間がかかる悪循環となります。

    社会人には自動で管理してくれる機能はありがたいです。

    製図対策編

    製図対策はガイダンスにとどまり、具体的な講座はありませんでした。

    ガイダンスで紹介があった学習の流れは、動画→課題演習→その年の対策となっているようです。

    またスタディングでの主な製図対策は以下となります。

    スタディングの主な製図対策

    1. 製図の手順を徹底して覚える
    2. 作図スピードアップのためのフリーハンド練習
    3. シンプルな基本型を準備しておく
    4. 課題要求に応じてアレンジする

    製図対策も動画視聴などのweb学習がメインとなります。

    加えてフリーハンド練習を積極的に取り込んでおり、割り切った対策を取っているなと思いました。

    フリーハンドは試験的にまったく問題はなく、スピードアップを容易に図れる手法ですが、実は結構技術を要します。

    私は絵を描くことが苦手なためか、定規を使った作図のほうが結果的に早かったです。

    この辺は人を選ぶ部分かもな、と思います。

    体験を通して感じたスタディングのメリット4選

    スタディングのメリット

    体験してみた結論として、スタディングはおすすめなサービスです。

    私の受験当時にもスタディングがあれば、もっと効率よく勉強できたなと思います。

    本章では無料体験をやってみて私がおすすめだなと感じたポイントについて解説します。

    効率の良い段階的なインプット・アウトプット学習

    各講座で動画→テキスト→問題集・過去問のサイクルを繰り返します。

    一連のサイクルが出来上がっており、内容も範囲を絞って試験勉強に特化している印象です。

    簡単に言うと割り切った学習内容です。

    そうすることで迷うことなく効率的に学習が進められます。

    対して資格学校のテキストは網羅的に各分野扱うので、知識の幅は広がります。

    しかし何をどこまで手を付けようか迷ってしまうデメリットがあります。

    私も「構造」についてあまり出題されない箇所を深堀って学習して、結果的に無駄な時間を過ごしました。

    スタディングではそういった無駄は省けそうです。

    また各パートが細かく区切られているため、中断・再開が容易でまとまった時間が取りにくい社会人には使いやすいですね。

    スマホで場所を選ばす自分が学習したいパートのインプット・アウトプットが可能なため、繰り返し学習も容易です。

    通学による試験勉強は机に向かった学習時間が必要です。

    それが難しい人はどんどん置いてけぼりになって挫折していきます。

    そういう人を何人も見てきました。

    スタディングは細かく段階的に学習時間を積み上げていけます。

    効率的で建築従事者に適した学習スタイルだと言えます。

    充実した学習ツール

    勉強をサポートする学習ツールも充実しています。

    アプリで完結した学習となると、メモが取れなかったりと痒い所に手が届かなかったりします。

    その辺を付属の学習ツールで上手く補っている印象でした。

    良かったツールをまとめると以下の通りです。

    学習レポート

    学習時間、各分野の成績や苦手分野を記録・管理してくれます。実績の整理といった勉強以外の余計な時間が省け、モチベーションがキープできます。

    webテキストの印刷

    地味にいいなと思ったのがwebテキストの印刷機能です。動画を視聴しながら手書きでメモを取ったりしたい場面が出てきますので有難い機能だと思います。

    マイノート

    webテキストで気になった点などを抜粋して、マイノートとしてまとめられます。デジタルならではのツールで、復習が容易になります。

    勉強仲間

    別の受講生と勉強状況や「いいね!」を投稿しあうことができます。資格勉強限定のツイッターみたいな感じです。1人で受験に挑むのは辛いですし、多くの人が怠けます。他の受講生と切磋琢磨できる仕組みはいいですよね。

    忙しい方でもスキマ時間で資格が取れる

    もはやこれはスタディングの代名詞の一つみたいな感じです。

    実際に無料体験を受講してみると、忙しい人でも勉強できる工夫が随所に感じられました。

    働きながらの学習となる一級建築士試験に良くマッチした学習教材だと思います。

    私が良いなと思った箇所は以下の通りです。

    • 各講座の動画は1つ1つが細かく分かれていて、ちょっとした移動時間を利用しやすいようにできています。従来だと重い参考書を持ち歩いたり、ある程度まとまった時間が必要でしたが、上手く解消されていると思います。
    • 動画は音声データをダウンロードできます。皆さんのスマホに保存できますので、例えば歩いている最中でも通信料を気にせず利用できます。
    • 最大で3倍速再生が可能ですので、時短を図ることができます。自身の専門分野などはじっくり聞く必要はないため、そんな場合にとても有効活用できる機能だと感じました。
    • スマート問題集は○×形式での解答であり、サクサク問題をこなすことができます。解答したら都度解説が入る点も良いです。選択肢が多いタイプの問題集は解説のボリュームも多くなり、解説を読んでいるだけで疲れてしまいます。スタディングはクイズゲーム感覚で 取り組めるため、飽きにくい工夫がされています。

    圧倒的な低価格!

    これまたスタディングの代名詞である圧倒的低価格です。

    この学習カリキュラムでこの値段はコスパがすごいです。

    圧倒的な低価格については下表をご覧いただけばわかりやすいです。

    資格学校代表的な学科費用代表的な
    製図費用
    学科+製図の目安
    スタディング学科対策コース:
    88,900円
    学科・製図総合コース
    :99,000円
    TAC学科本科生:
    429,000円
    設計製図本科生 Web通信:242,000円約671,000円
    総合資格学院学科コース:
    990,000円
    設計製図コース:
    715,000円
    約1,705,000円
    日建学院学科本科Webコース:
    770,000円
    設計製図Webコース:
    143,000円
    約913,000円

    ※2026年5月11日時点で公式サイトに掲載されている税込価格をもとに作成しています。コース、キャンペーン、校舎、申込時期により金額は変わる可能性があるため、最新情報は必ず各公式サイトをご確認ください。  
    ※スタディングは「1級建築士 学科・製図総合コース[2026年合格目標]」の一括価格です。  
    ※TAC、総合資格学院、日建学院は公式サイト上で確認できた代表的なコースをもとにした目安です。単純比較ではなく、価格感の参考としてご覧ください。

    資格学校と比べて費用を抑えやすい点は、スタディングの大きな魅力です。

    とはいえ、学習画面や問題演習の使いやすさは人によって合う・合わないがあります。

    まずは無料体験で操作感を確認してみてください。

    体験を通して感じたスタディングのデメリット4選

    スタディングのデメリット

    本章では無料体験を試した範囲で感じたデメリットを紹介します。

    基本的に素晴らしいサービスだと感じましたし、私がこれから受験するのであれば確実にスタディングを軸に学習します。

    ただ人を選ぶかもな、と思った要素が4つありました。

    あくまで私の印象であり、見当違いな内容もあるかもしれませんが、その際はコメント等でご指摘ください。

    割り切ったカリキュラム

    私が通っていた資格学校と比較しますと、試験内容に特化した割り切ったカリキュラムだなと思いました。

    どういうことかと言いますと、私が通っていた資格学校では、テキストのボリュームや問題集の難易度など網羅的な内容でした。

    そもそもの思想が、”満点を取って合格する!”、ぐらいの勢いを感じます。

    一級建築士の学科試験は70%程度取れば受かる試験です。

    よって満点を取る必要はないのですが、人によっては確実に受かりそうという安心感が得られるかと思います。

    それに対してスタディングは、”70%の問題を確実に取って合格する!”、という考え方のようです。

    そのため出題頻度が低い問題や超高難易度の問題は原則的に扱わず、余裕がある人は自身で勉強してください、というスタンスです。

    合格する上で、それで問題はありませんが、割り切っていますよね。

    加えて製図対策ではフリーハンド練習を積極的に取り込んでおります。

    フリーハンドは試験的に問題はなく、スピードアップを容易に図れる手法ですが、実は結構技術を要します。

    私も受験勉強当時にフリーハンドで1図面仕上げてみましたが、出来栄えが非常に悪く、自分の性に合わないなと感じました。

    この辺は好みが分かれると思いました。

    質問ができない

    私が調べた限りでは質問を受け付けるサービスはないようです。

    最近はwebの情報が充実しています。ただそれでも自分で答えを調べることが苦手だったり、周りに質問しあえる同僚がいなかったりするとデメリットになるだろうなと思いました。

    質問環境に不安がある方はスタディング以外で、会社やネット上で質問できる環境を自身で整える必要があります。

    製図対策の体制がちょっと不安

    無料体験を通して製図対策がちょっと不安だなと感じました。

    それは質問ができないことと同様に、図面の添削も受けられない点です。

    これは受講生にとっては結構辛いです。

    自分が書いた図面が正しいかは、解答例と比較するしかありません。

    私も1年目は製図試験が不合格となり、金銭的な問題から短期コースが始まるまでの約半年間独学でひたすら作図しました。

    この経験でエスキスと作図のスピードは格段に上がましたが、作図内容が正しいかの確証を得られない点は不安を感じていました。

    添削を受けられないとなると、その不安を抱えたまま本試験を迎えることになります。

    それは精神的につらいだろうと予想します。

    この対策としてはココナラなどの外部サービスを利用することも有効な手段だと思います。

    ココナラで一級建築士試験の製図添削

    パソコンやスマホが必要

    最後はweb前提であるため、パソコン、スマホおよびネット環境が必須な点です。

    意外とネット環境が整っていない人は多くいます。

    自由に使えるパソコンはなく、スマホも最安プランという具合です。

    そういう人がスタディングを利用するのであれば、もう少しスマホプランを拡充したり、ポケットwifiを買ったりと工夫が必要になります。

    とはいえ、学科対策の使いやすさは無料体験でかなり確認できます。

    総評

    無料体験をやってみた感想として、スタディングはおすすめです。

    仮に私がこれから一級建築士を受験するとしたら、間違いなくスタディングを利用します。

    コストパフォーマンスが高い

    スタディングのコストパフォーマンス

    スタディングはコストパフォーマンスが圧倒的に高いことがわかりました。

    低価格にもかかわらず、学習ボリュームやツールがとても充実しています。

    仮にスタディングだけでは物足りないとなった場合でも、

    • 自身で参考書籍を購入する
    • 他の資格学校と併用する

    など工夫する余地があります。

    資格学校を併用する際には、TACをおすすめします。

    なぜならそれでもなお、総合資格や日建学院よりも総コストは抑えて学習が可能です。

    理由については以下の記事をご確認ください。
    » 参考:一級建築士試験の資格学校4選について解説【おすすめはスタディングとTACです】

    コストパフォーマンスの高さから、スタディングを利用することのメリットは大きいです。

    スタディングが向く人、向かない人

    スタディングに向いているか否か

    無料体験を通して、スタディングは向く人・向かない人がいるとも感じました。

    これからスタディングの利用を検討している人は参考にしてください。

    スタディングに向く人スタディングに向かない人
    できるだけ学習コストを抑えたい人
    仕事の都合でまとまった時間が確保しにくい人
    必要に応じて自主的に教材の追加など学習範囲を広げられる人
    場所を選ばない学習を好む人
    学習コストがかかることをいとわない人
    web形式の学習方法に抵抗がある人
    過剰だったとしてもフルセットの教材を提供してほしい人
    スクール形式の環境で学習したい

    向く人にはweb学習のスタディング、向かない人には通学学習のTACをお勧めします。

    まとめ

    本記事では一級建築士合格者である私が無料でスタディングの一級建築士講座を試してみた感想を述べました。

    結論

    スタディングはコストパフォーマンスが高く、社会人の学科対策と相性が良いサービスです。

    低価格で始めやすく、動画・Webテキスト・問題演習のサイクルも明確です。

    一方で、質問や製図添削まで一社で完結したい人には不安が残ると思います。

    その場合は、外部添削や市販教材を組み合わせて補う戦い方が現実的です。

    メリット・デメリット、向く人・向かない人がいるのは確かです。

    そのことを踏まえても一級建築士の勉強手段としてスタディングは優秀です。

    スタディングは、無料体験だけでも動画・Webテキスト・問題演習の流れを確認できます。

    申し込む前に、自分の生活スタイルに合うか一度触ってみるのがおすすめです。

    本記事が皆さんの実務や資格勉強の参考になれば幸いです。

    簡単な設備計算アプリも作成しています。ぜひチェックしてください。

    » 参考:簡単な設備計算アプリまとめ

    » 参考:建築設備士に合格するためのコツと勉強方法【学科は独学、製図は講習会で合格です】

    » 参考:一級建築士試験の資格学校4選について解説【おすすめはスタディングとTACです】

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