給水管をサイズを求めたい!
給水負荷単位による管径の求め方がよくわからない…
給水負荷単位って何?
今回はこんな疑問にお答えします。
3分でわかる設備の計算書では、建築設備に関する計算方法について、3分で理解できる簡単な解説を行います。
本記事では器具給水負荷単位による給水設備の管径の決定方法について解説します。
給水設備の竪管と横主管は「器具給水負荷単位法」、横枝管は「管均等表」によって管径を決定しましょう。
器具給水負荷単位とは?
「器具給水負荷単位」とは、接続する各器具の給水負荷単位を積み上げ、瞬時最大給水量を求めて配管の管径を決定する計算方法を指します。
主に給水竪管と横主管の決定に用いられます。
よって、給水設備の竪管と横主管は「器具給水負荷単位法」、横枝管は「管均等表」によって管径を決定する方法が一般的です。
器具給水負荷単位による管径の計算手順
器具給水負荷単位による管径の計算手順は以下となります。
計算手順
- 器具給水負荷単位の集計
- 器具給水負荷単位から瞬時最大給水量の算出
- 瞬時最大給水量から口径を決定
では順に解説していきます。
器具給水負荷単位の集計
まずは器具給水負荷単位の集計です。
以下の図は給水管の系統イメージ図と器具給水負荷単位の集計結果です。
器具給水負荷単位は器具ごとに決められていますので、詳細は参考書籍をご確認ください。
給水管の系統イメージ図
集計結果よりこの主管が受け持つ器具給水負荷単位は32となります。
器具給水負荷単位から瞬時最大給水量の算出
続いて器具給水負荷単位から瞬時最大給水量を算出します。
算出には給水負荷単位同時使用流量線図を用います。
給水負荷単位同時使用流量線図
給水負荷単位同時使用流量線図より瞬時最大給水量は160L/minとなりました。
瞬時最大給水量から口径を決定
最後に瞬時最大給水量から口径を決定します。
今回は一般配管用ステンレス鋼鋼管とします。
口径の決定には配管摩擦抵抗線図を用います。
流量、流速、圧力損失の交点から口径を決定しましょう。
一般配管用ステンレス鋼鋼管の配管摩擦抵抗線図
流速と圧力損失は以下の値を用いることが一般的です。状況に応じて使い分けてください。
一般的な参照値
- 流速:2.0m/s以下
- 圧力損失:0.4kPa/m
配管摩擦抵抗線図より交点は50~60Aとなりました。
よって今回の系統の給水主管は60Aを採用となります。
まとめ
本記事では器具給水負荷単位による給水設備の管径の決定方法について解説しました。
本記事は簡単に計算方法をまとめています。
以下の書籍により詳しい内容が記載されています。
持っていない方は購入をおススメします。
本記事が皆さんの実務や資格勉強の参考になれば幸いです。
» 参考:建築設備士に合格するためのコツと勉強方法【学科は独学、製図は講習会で合格です】
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以上、器具給水負荷単位による給水設備の管径の決定方法【3分でわかる設備の計算書】でした。
コメント・質問
コメント一覧 (2件)
いつも大変参考になっております.
1点質問です.
圧力損失が0.4kPa/mとありますが,これはどのように決定したのでしょうか.
ご質問ありがとうございます。
経験則から0.4kPa/mを採用しました。
よってあくまで例題用の参考値と考えてください。
状況に応じた値を採用いただいて差し支えございません。
よろしくお願いいたします。