設備設計職におすすめの資格取得の完全ロードマップ

質問・疑問

設備設計が取るべき資格ってなんだ?
どの資格から取り組めばいいのだろう。
合格するためのコツが知りたい!

今回はこんな疑問にお答えします。

結論

設備設計職が取得すべき資格は
①一級建築士
②建築設備士
③設備設計一級建築士

です。

設備設計職は取得を推奨される資格が多くあります。その中で最低限①一級建築士、②建築設備士、③設備設計一級建築士の資格取得をおすすめします。

さらにその他の資格を取得することで市場価値を高められます。
本記事では設備設計職が取得すべき資格のロードマップについて解説します。

目次

資格取得の流れについて

資格取得の一例を示しますと、以下のような流れとなります。

表は4年生の大学卒を前提に一級建築士、建築設備士、設備設計一級建築士取得を軸に作成しています。私もこの順番で資格を取得していきました。

あくまでそれぞれの資格を最短で取れた場合を示していますので、これ通り進んだ人は優秀ですね。

では、①~⑥の順番に解説しています。

①一級建築士取得まで

4年生の大学卒を前提にしますと、一級建築士は実務経験2年+受験・合格1年の3年かかります。

その間ぼんやりしているのは勿体ないので、比較時取得しやすい資格に取り組みましょう。一級建築士受験への準備運動にもなりますのでおすすめです。

私がおすすめする資格は以下の通りです。

  • 消防設備士
  • 危険物取扱者

消防設備士は、機械設備設計であれば第1類(屋内消火栓設備他)と第6類(消化器)、電気設備設計であれば第4類(自動火災報知設備他)の取得に挑戦しましょう。

危険物取扱者は、機械・電気設備ともに乙種4類もしくは丙種に取り組みましょう。

どちらも取る価値のある資格です。設計業務に直接必要にはなりませんが、試験勉強を通して得られる知見は今後の業務にも役立ちます。

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②一級建築士

設備設計職が最低限取るべき資格の1つ目である一級建築士です。最初にして最大の鬼門になるかと思います。

この資格を得ることで知識や権威性が格段に上がります。必ず取得しましょう。

一級建築士に合格するためには資格学校に通うことが絶対となります。将来の自分への投資と考えて下さい。

最近では比較的低価格の資格学校も出てきました。下記の記事でまとめていますので、ぜひチェックしてください。

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③建築設備士

続いては最低限取るべき資格の2つ目である建築設備士です。

一級建築士+建築設備士を取得できれば、その後に控える設備設計一級建築士は法適合確認のみでの受験が可能になります。設備設計一級建築士の取得難易度が飛躍的に下がります。この5年間の間に取得してしまいましょう。

受験のタイミングですが、一級建築士に合格した次の年に直ぐ受験してください。理由としては一級建築士と出題範囲が被るためです。覚えているうちに受験すれば学習労力が下げられます。

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④建築設備士から設備設計一級建築士受験まで

建築設備士を取り終えましたら、何かしらスキルアップに繋がる資格に取り組みましょう。

おすすめは以下の通りです。

  • 英語学習
  • 技術士
  • 一級管工事施工管理技士(受験資格があれば)
  • 一級電気工事施工管理技士(受験資格があれば)

私のおすすめは英語学習です。特に英会話力向上に取り組むとよいでしょう。

近年、多くの業種でグローバル化が急速に進んでいますよね。海外出張はもう特別なものではなくっています。

今後も海外市場は拡大していきます。その競争についていくためには、コミュニケーションの土台となる英会話力は必須スキルとなります。

技術士や受験資格があれば一級管工事施工管理技士などの受験もアリですが、英会話力習得がご自身の市場価値を大きく向上されるでしょう。

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英語学習

一級管工事施工管理技士

⑤設備設計一級建築士

設備設計職が最低限取るべき資格の最後は設備設計一級建築士です。

この資格を取って設備設計者の完成です。

一級建築士や建築設備士に比べれば学習の労力は低いです。合格率で言うと40~60%ぐらいです。

しかしそれは一級建築士や建築設備士を取得してきた設備設計の猛者たちの合格率です。侮ると確実に落ちます。十分な対策で臨みましょう。

何度も言いますが、学習労力を下げるために、申込区分Ⅳで受験しましょう。

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⑥設備設計一級建築士取得後

設備設計一級建築士取得後はご自身の興味が赴くままに学習を進めてよいです。

以下の資格が一般的です。

  • 技術士
  • 博士課程
  • その他取り損ねた資格

ちなみに私はプログラミングの学習を進めています。今後BIMやコンピュテーショナル・デザインを行う上で必要な知識になると考えています。

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まったく別分野の学習を行うことで、建築×何か、でご自身の市場価値や独自性を磨くのも良いですね。

設備設計の可能性は無限大だと思っています。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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